雪崩情報

妙高

2022/01/23 06:00

雪崩危険度と傾向

標高帯 信頼度 コメント
アルパイン Fair
森林限界 Fair
森林帯 Fair 昇温と日射の影響の強い斜面で日中の変化に注意を

留意すべき雪崩

ウインドスラブ Wind slab

概要

雪崩

昨日(22日)は、森林帯の日射を強く浴びる斜面で、濡れた雪による点発生雪崩、サイズ1が観察されています。

積雪

20日からの荒天の雪は順調に沈降を進め、その積雪内にある不安定性はほぼ解消している模様です。標高を上げると風の影響があり、ウインドスラブが形成しています。また、昨日の好天もあり、日射を強く浴びる面では、雪面が湿り気を持つあるいは融解しました。低標高であっても、北側はドライな良いコンディションにあります。

天候

気象庁は、新潟県上越地方に対し、南の風、くもり、所により、夜遅く、雨か雪、最高気温7度(標高13 m)を予報しています。妙高笹ヶ峰(標高1310m)にて気温-12℃(5時現在)、過去12時間で新たな降雪はありません。

行動と地形の助言

特定の地形局所に残る不安定性に注意してください。下支えのない凸状や極端な形状など、積雪が不安定となりやすい場所に注意を。標高が高い場所にある沢状あるいはボウル地形では、昨日午後から風向が変わってきていることを忘れずに。そのような場所では、地形の左側と右側でコンディションが異なることがしばしばあり、不安定な側にスキーやスノーボードで当て込みにいくと簡単に誘発します。誘発した雪崩が小さくとも、走路となる場所に灌木など樹木があれば、致命的になりますので、それも一つの「地形の罠」となります。地形を上手に使ったグループマネジメントをしつつ、良い一日を。

フィールドで新しい雪崩など、不安定性を示す重要な情報を観察しましたら、 「投稿フォーム」あるいは「メール」で情報をお寄せ下さい。 皆様からのご協力が雪崩情報の向上に寄与します。