雪崩情報

更新日時: 2022/01/06 06:00

妙高


アルパイン Low


森林限界 Low


森林帯 Fair


信頼度:○ good □ Fair △ Low

行動と地形の助言

特定の場所に不安定な雪が残るコンディションです。森林帯上部から標高の高い場所では、昨日の強風によって形成したウインドスラブに警戒してください。とても強い風の場合、風は地形を舐めるように周り込んできますので、尾根直下よりも、少し標高を下げた場所にスラブを形成することがしばしばあります。この地形的な局所と、凸状斜面あるいは下支えのない孤立した地形が組み合わさると、雪崩は容易に発生します。斜度を落としつつ、小さい斜面から、全体の状況を確認しながら1日を始めてください。雪は冷えており、ドライなパウダーが楽しめます。良い1日を。

留意すべき雪崩

ストームスラブ Storm slab


ベース画像

孤立した地形や極端な形状の場所に警戒を

ウインドスラブ Wind slab


ベース画像

地形ポケットに形成したスラブに注意

概要

雪崩


昨日(5日)は真新しい雪崩は報告されていません。隣接する白馬山域では、アルパインエリアにて規模の大きな雪崩が観察されており、その様子の動画がTwitterに上がっています。ハッシュタグ(#nadare2022)で検索を。

積雪


年明けからの一連の降雪は、昨日の午前あるいは昼過ぎに収まり、その後、森林帯では積雪の沈降が進んでいます。標高の高いところでは強い風が昨日、吹いており、それによるウインドスラブの形成があります。

天候


気象庁は、新潟県上越地方に対し、南の風、くもり、夕方から晴れ、最高気温4℃(標高13m)を予報しています。妙高笹ヶ峰(標高1310m)にて気温-14℃(6時現在)、過去12時間で13 cm、過去24時間で30 cmの降雪がありました。

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