更新日時: 2021/02/01 06:00
アルパイン Fair 昇温と日射によるスラブ軟化に留意
森林限界 Fair 昇温と日射によるスラブ軟化に留意
森林帯 Fair 昇温と日射によるスラブ軟化に留意
信頼度:○ good □ Fair △ Low
特定の地形で雪崩コンディションが高い日です。今朝は、低温注意報が発表されるほど、よく冷え込んでいる妙高エリアですが、日中は大幅な昇温が予報されています。硬く締まった雪で構成されるスラブも、昇温や日射の影響で急激に温められると、硬度が低下し、不安定化することがしばしばあります。これまでと同じように、凸状や下支えのない極端な地形形状など、積雪が不安定化しやすいところに警戒してください。また、標高の高い場所では、風は強くはないものの、風向が南寄りになっていることに留意を。昨日とは異なった位置に形成したスラブを疑う必要があります。天気はゆっくり下り坂です。原則的なグループマネジメントを大事にしつつ、良い一日を。
昨日(1月31日)は、森林帯にて、size 1のウインドスラブの雪崩が人的な刺激で発生しています。
29日から始まった一連の荒天の雪は、妙高の北部を中心に昨日(31日)まで残りました。標高が高いところは強い西風、標高が低いところは北寄りへと風向を変えつつ、地形的な局所にウインドスラブが形成しています。低温が続いており、いつもの妙高よりも、沈降等はゆっくりでしたが、本日は大幅な昇温が予報されています。
気象庁は新潟県上越地方に対し、南の風、晴れ、後、くもり、夕方から雨、最高気温12℃(標高13m)を予報しています。妙高笹ヶ峰(標高1310m)にて気温-6℃(5時現在)、過去12時間で新たな降雪はありません。