雪崩情報

更新日時: 2023/11/24 07:00

立山


アルパイン Good 今後の風を伴った降雪の影響に注意


森林限界


森林帯


信頼度:○ good □ Fair △ Low

行動と地形の助言

人的誘発による雪崩が続いています。この不安定性は局所的で見つけにくいため注意が必要です。極端な急斜面の積雪の薄い場所からの誘発に注意してください。スラブと滑り面が硬いため、破断が大きく拡がり雪崩の規模が大きくなります。雪崩の発生区、走路、堆積区に長い時間滞在しないという行動原則を守ることをお勧めします。小さな雪崩でも被害を大きくしてしまう岩や沢などの「地形の罠」が数多く露出しています。風を伴った降雪が続いています。今後の積雪状況の変化にも注意して行動してください。

留意すべき雪崩

持続型スラブ Persistent slab


ベース画像

積雪が薄い極端な急斜面からの誘発に注意

概要

雪崩


昨日(23日)真砂岳の北西斜面で尾根上を登高中に誘発された面発生乾雪雪崩サイズ2を観察した報告があった

積雪


過去の荒天の積雪はよく沈降し結合が良いが、局所的に不安定性が残っており、積雪の薄い所から雪崩を誘発している。この不安定性は見つけにくいため注意が必要。南寄りの急斜面は表面に融解凍結クラストが形成されている。この上に昨夜からの風を伴った降雪が数センチほど載っている。

天候


6時現在の2380mの気温は-1℃、昨晩から1cm程の降雪があり、雪を伴った西寄りの風が強く吹いている。気象庁の発表では、寒冷前線が北陸地方を通過し、冬型の気圧配置となる見込みのため、雨昼前まで時々曇りで、雷を伴う所があり、夕方からは山間部は雪となり、夜には平地でも雪が混じるとの予報を出している。

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