雪崩ハザード評価の登録

投稿者 稲垣 力

投稿日時:2018/01/28 20:54

エリア妙高・戸隠 山岳妙高高原 場所前山

観察日付:2018/01/28


標高1200m〜1850m
同行者


観察データ

気象データ


気温 -7.5(1230hrs / 1850m) 〜 -5.0(1100hrs / 1700m)


天気

午前SCT 雲量4-5
午後SCT 雲量4-5


降水種類

午前Nil なし
午後Nil なし


降水強度

午前
午後


HST


HS Range


風速

午前C 0m/s
午後C 0m/s


風向

午前
午後


飛雪


気象コメント 朝CLR、徐々に雲が増えて、夕方にはOVC。 尾根上ではLの南東からの風。


雪崩データ


雪崩などの観察 標高1500m南東向き風下斜面にて、乾雪面発生サイズ1.5以上(走路と堆積区が目視できず)の自然発生。風下斜面でのスキーカット複数回、結果無し。


雪崩発生有無 Yes


シューティングクラック No

積雪データ


重要な層と弱層とテスト結果


積雪構造 昨日からの降雪5cmは低密度(粒径2-3mmの降雪結晶)。北斜面ではその状態が終日保たれた。その下の0121から積もった雪(60-80cm)は圧密と焼結が進んで高密度となっている。ウィークインターフェイスが見られるが、場所によってばらつきがある。フットペン15cm、スキーペン10cm。0121融解凍結層下で再結晶化が見られるが、粒径は小さく球形化しつつある。森林帯の日射の影響を受けた斜面では表面が薄く融解凍結した。


観察に関わるコメント


風下の小さな地形で簡易なテストを繰り返し、積雪状態を確認しながら、大きな地形へ入っていった。ラッセルの無い登り、埋まり過ぎない雪で板がよく走り、穏やかな山日和でした。

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