雪崩情報
雪崩情報の使い方かぐら谷川武尊 Kagura Tanigawa Hotaka
210114 04:37
雪崩危険度と傾向









標高帯 | 信頼度 | コメント |
---|---|---|
アルパイン Alpine | Fair | |
森林限界 Treeline | Good | |
森林帯 Below Treeline | Good |
留意すべき雪崩 Avalanche Problem
ウインドスラブ Wind slab























概要
雪崩 Avalanche
昨日(13日)、新しい雪崩の観察の報告はない。
積雪 Snowpack
先日の荒天による降雪は樹林帯では徐々に沈降が進んできている。積雪が多いエリアの急斜面ではグライドクラックが多数あり埋没している。高い標高帯では深夜からの強風により稜線、支尾根直下の急斜面に新たなウインドスラブが形成されている見込み。
天候 Weather
4時現在、アメダス藤原での過去12時間の降雪は0cm。気象庁の発表では、高気圧に覆われるが、日本海の低気圧からのびる寒冷前線が北日本から東日本を通過する見込み。また、夜には伊豆諸島付近は気圧の谷となる。このため、山麓では晴れ時々曇りとなる予報を出している。
行動への助言
標高の高い場所の稜線、支尾根直下の極端な急斜面のウインドスラブの存在に留意してください。発生した雪崩のサイズが小さくても被害を大きくしてしまう深い沢、がけ、岩、立木等の「地形の罠」に注意してください。また急斜面ではクラックが多数開いているため、今回の降雪で隠されたクラックへの転落にも注意が必要です。日中晴れますが、その後寒冷前線が通過する予報です。南寄りの大きな急斜面からの日射による湿雪点発生雪崩の可能性と、前線通過に伴う気象の変化に注意して行動してください。