雪崩情報

更新日時: 2020/11/25 07:00

立山


アルパイン Low


森林限界


森林帯


信頼度:○ good □ Fair △ Low

行動と地形の助言

標高の高い場所の、積雪を支えるアンカーが少ない風下の極端な急斜面でのウインドスラブの存在に留意してください。積雪が少なく転倒や滑落にも注意が必要な状況です。滑落した際や、発生した雪崩のサイズが小さくても被害を大きくしてしまう岩、深い沢、がけ等の「地形の罠」が露出しています。転倒した際危険な、薄い積雪の下に隠されている岩にも注意が必要です。

留意すべき雪崩

ウインドスラブ Wind slab


ベース画像

岩などのアンカーが少ない極端な急斜面に留意

概要

雪崩


新しい観察報告がないため、24日の発生状況は不明

積雪


昨日、室堂周辺では新たな降雪はない。昨日の日射の影響により、南寄りの急斜面では表面がクラストしている見込み。標高の高い場所の風下斜面では吹きだまりを形成している。2450m付近での積雪は多いところで60cm程。岩が多数露出している。20日の降雨の影響は少なくとも標高2700m以上。降雨の影響を受けたクラスト周辺の再結晶による、今後の結合の低下の可能性に留意。

天候


室堂での5時50分現在の気温-0.7℃。気象庁の発表では、高気圧に覆われるが、気圧の谷や湿った空気の影響を受ける見込み。このため、山麓では晴れで、昼過ぎから曇りとなり、夜は雨の降る所がある予報を出している。

一覧に戻る

Donation -寄付-

日本雪崩ネットワークは様々な情報を提供するために、日々活動しております。今後も持続し続けて行くためにも皆様のご協力が必要です。