雪崩情報

更新日時: 2025/02/05 05:30

白馬


アルパイン Fair 今後の降雪の程度による


森林限界 Fair 今後の風雪の程度による


森林帯 Fair 今後の降雪の程度による


信頼度:○ good □ Fair △ Low

行動と地形の助言

危険な雪崩コンディションです。急な斜面に形成されるストームスラブや、風で移動した雪で形成するウインドスラブに注意してください。滑走した際の集合位置に注意を払い、安全のマージンの大きい場所を選ぶことが大切です。以前に形成したグライドクラックがわかりにくくなっています。森の中にいても安心せず、斜面の角度の変化する場所に警戒してください。

留意すべき雪崩

ストームスラブ Storm slab


ベース画像

とても急な斜面や、凸状や下支えのない地形など、積雪が不安定になりやすい場所に注意してください。森林帯でも、オープンなガリーなど、開けた急斜面では危険度が高くなっています。

ウインドスラブ Wind slab


ベース画像

北寄りの風が強まっていますので、その影響のある斜面に警戒してください。風は斜面に沿って回り込み、支尾根の側面にもスラブを形成しますので、それらの存在にも気づいてください。

概要

雪崩


昨日(4日)は、森林帯にて、複数のサイズ1.5のストームスラブの雪崩が報告されています。滑走者の誘発あるいはスキーカットによるものです。また、サイズ1の点発生雪崩も複数、報告されています。

積雪


標高の高いところでは3日から始まった今回の荒天の雪は、昨日の時点で、森林限界付近で40 cm程度となっています。相対的に風の影響の弱い状態で堆積しており、とても急峻な斜面では、小さい点発生雪崩を起こしています。一方、多少の風の影響がある斜面ではソフトスラブを形成し、人の刺激に敏感に反応し、雪崩を起こしています。この荒天の雪と旧雪との境界面の情報は限定的で不確実性があります。ここに、本日、早朝から始まった降雪15 cm程度が載っています。新雪の量は、Hakuba Valleyの北地区で多くなっています。

天候


気象庁は長野県北部に対し、南の風、曇り、時々、雪、日中の最高気温3 ℃(標高418 m)を予報しています。アメダス白馬(標高703 m)にて気温-6.1 ℃(5時現在)、過去12時間で新たな降雪はありません。長野地方気象台は2月5日4時14分、長野県北部に対し、2月6日6時までの24時間で40 cmの降雪を予報しています。主稜線(標高2,400 m)では、気温-19℃、平均15 m/s、最大瞬間25 m/sの程度の北寄りの風が吹いています。

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