雪崩情報

更新日時: 2020/01/23 05:30

白馬


アルパイン Fair


森林限界 Fair


森林帯 Fair


信頼度:○ good □ Fair △ Low

行動と地形の助言

森林限界から標高が高いところでは局所に残る不安定性に気をつけてください。地形が積雪を支えない孤立した形状とウインドスラブの組み合わせに警戒が必要です。そこに「地形の罠」が組み合わさると、小さい雪崩も重大な結末となります。本日は、昇温と降雨が予報されています。凍結硬度(雨と雪の境目)の上と下では、コンディションが大きく変わります。気象状況に注意を払ってください。

留意すべき雪崩

ウインドスラブ Wind slab


ベース画像

概要

雪崩


昨日(22日)は標高1,900 m~2,500 m付近にて、ウインドスラブ(サイズ1~2)の雪崩が複数観察されています。また、麓に近い標高の低いところにおいて、濡れた雪の点発生雪崩(サイズ1)も観察されています。

積雪


21日未明からの降雪は森林限界付近で50 cmありましたが、昨日(22日)の好天で急速に沈降を進めました。20日の好天で形成した融解凍結層との結合は現時点では悪くありませんが、隣接地域では、こしもざらめ雪の形成なども観察されており、今後もこの境界面への注意は必要です。

天候


気象庁は長野県北部に対し、南の風、後、北の風、くもり、時々、雨、所により朝まで雪、最高気温7℃(標高400 m)を予報しています。白馬山麓(標高700 m)にて気温0.3℃(5時現在)です。標高1,300 m付近にて昨晩の降雪はありません。

一覧に戻る

Donation -寄付-

日本雪崩ネットワークは様々な情報を提供するために、日々活動しております。今後も持続し続けて行くためにも皆様のご協力が必要です。