雪崩情報

更新日時: 2020/01/16 06:00

白馬


アルパイン Fair


森林限界 Fair


森林帯 Fair 限定的な場所において


信頼度:○ good □ Fair △ Low

行動と地形の助言

危険な雪崩コンディションです。斜面の雪は一見、何も問題なく見えるかも知れませんが、森林限界から上部の積雪はその強度にバラツキが大きい状態です。凸状地形やスラブの形成が疑われる孤立した地形、それと積雪が浅いところが組み合わさるような場所を避け、地形が積雪を支えるようなシンプルな斜面を探してください。表層の雪はドライで良いコンディションにありますので、傾斜を落としても十分に楽しめるはずです。森林帯はまだ降雪量が足りませんので、積雪内に隠れている障害物に警戒を。

留意すべき雪崩

ストームスラブ Storm slab


ベース画像

森林帯は上部のみ

ウインドスラブ Wind slab


ベース画像

森林帯は限定的な場所のみ

概要

雪崩


昨日(15日)は真新しい雪崩の観察は報告されていません。

積雪


積雪表層付近では、1月8日の降雨による融解凍結層の上に最近の降雪50~60 cm程度が載っています。この融解凍結上の弱層は、まだ完全には安定化しておらず、場所による差異が大きな状態です。また、昨日午後からは、冬型に伴う北西の風と降雪があり、風下斜面にウインドスラブが形成されました。新しい積雪層内にはインターフェイスが存在し、それらの脆弱性は不明瞭です。

天候


気象庁は長野県北部に対し、北の風、くもり、所により朝まで雪、最高気温5℃(標高400 m)を予報しています。白馬山麓(標高700 m)にて気温-4℃(5時現在)、新たな降雪はありません。一方、標高1,300 m付近では過去24時間で15 cm程度の降雪がありました。

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