雪崩情報

更新日時: 2020/01/14 06:00

白馬


アルパイン Fair


森林限界 Fair


森林帯 Fair 藪がまだ濃い状態


信頼度:○ good □ Fair △ Low

行動と地形の助言

特定の地形で雪崩コンディションが高い日です。表層の雪がスラブの傾向を持ちやすい場所、地形が積雪を支えない孤立した地形や凸状部などに注意してください。そこに樹木や崖、深い沢など「地形の罠」が組み合わさると雪崩の規模が小さくとも致命的な結末となりえます。斜面変化がなめらかでシンプルな地形を選べば快適な滑走が楽しめるでしょう。ただし、森林帯はまだ降雪量が足りませんので、積雪内に隠れている障害物に警戒を。

留意すべき雪崩

ストームスラブ Storm slab


ベース画像

概要

雪崩


昨日(13日)は、森林限界付近において、風の影響のない急斜面で点発生雪崩(サイズ1)やスラフの観察がありました。また、表層の雪がスラブの傾向を持つところで、シューティングクラックも報告されています。

積雪


昨日、森林限界付近では、12日夕方からの降雪は30-40 cmとなっており、柔らかいスラブを形成していました。そこへ、昨晩からの降雪15-20 cmが載りました。12日から風が弱い状態での降雪が続いており、顕著なスラブは観察されていませんが、新雪内にはまだ十分に焼結していない不安定性がありますので、日中の昇温などによる表層の雪の変化(スラブの傾向を強める)に注意が必要です。

天候


気象庁は長野県北部に対し、南の風、後、北の風、くもり、最高気温8℃(標高400 m)を予報しています。白馬山麓(標高700 m)にて気温-1.5℃(5時現在)です。標高1,300 m付近で過去12時間で15 cm程度の降雪がありました。この降雪は標高が高いところのみ(アメダス白馬では計測なし)となっています。

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