雪崩情報

更新日時: 2024/03/19 06:00

ニセコ・羊蹄・余市・尻別


アルパイン Fair 地形局所に硬度の高いウインドスラブ


森林限界 Fair


森林帯 Fair 日中の気温上昇に注意


信頼度:○ good □ Fair △ Low

行動と地形の助言

春の降雪、気温や日射が大きく変動する合間に降るものです。このような短いサイクルでの変化は、日中を通して、また標高や方位の異なりに伴う積雪量に影響を与え、コンディション評価の信頼性を低下させます。標高の高いところでは、地形局所にウインドスラブが潜んでおり、森林限界より標高が低いところでは、日中の昇温で雪面の雪は大きく変化します。

留意すべき雪崩

ウインドスラブ Wind slab


ベース画像

限定的な観測によると、直近の北西風により、硬度の高いウインドスラブが風下斜面の地形局所に形成された。今朝(火曜・朝)までに、この地域全体で10 cmの新雪が記録されており、標高の高いところではスラブはより成長した可能性がある。森林限界以上の場所では、雪が密度を上げスラブを形成しているところを探し、新雪と旧雪の境界面の結合程度をテストするように。

点発生湿雪雪崩 Wet Loose snow


ベース画像

気温が上昇し、日射を強く浴びる斜面では、雪面の雪は強度が下がる。春が進むにつれ、融解凍結のサイクルは顕著になり、標高の低いところでは濡れた雪の雪崩が発生しやすくなる。雪面の雪が緩み始めたら、日射を強く浴びる急斜面から外に出ることを考えるように。

概要

雪崩


ここ数日、新たな活動は観測されておらず、報告もされていない。

積雪


昨晩から10cm程度の降雪があった。この新雪が降る前、積雪表層は、降雨と高い気温で温められ、標高の低いところでは濡れた状態になっていた。北側の斜面は強風が吹き続け、風で叩かれており、南側の斜面では、風の影響のない場所で硬度の高いスラブが観察されている。

天候


北海道の北東に位置する低気圧の影響で、今朝(火曜・朝)にかけて、新たな降雪と北西の風がもたらされている。降雪は次第に弱くなり、日中は日差しも見込めるとのこと。風は弱めから中程度で、気温は上昇する予報が出ている。

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