雪崩情報

更新日時: 2024/02/21 06:00

妙高


アルパイン Low 降雨の強さと量による


森林限界 Low 降雨の強さと量による


森林帯 Fair 降雨の強さと量による


信頼度:○ good □ Fair △ Low

行動と地形の助言

前日と同様に、既にグライドクラックの入っている大きな開放斜面では、規模の大きな全層雪崩が発生する可能性が高い状態です。十分に濡れた雪は結束性がありませんので、森の中でも、傾斜が十分にあれば雪崩が発生します。自分がどのような地形の中にいるのか、自分の上方の斜面がどのような特徴を持っているのか、よく考えるようにしてください。この後、雨が止まり、気温の低下が始まっても、グライドクラックの入った斜面はすぐに安定しないことを忘れずに。

留意すべき雪崩

全層雪崩 Glide slab


ベース画像

グライドクラックの入った斜面には近づかないように。降雨が止まっても、すぐに積雪強度は回復しません。

点発生湿雪雪崩 Wet Loose snow


ベース画像

主稜線までプラスの気温で、強い南西の風で雨が吹き付けています。

概要

雪崩


昨日(20日)は、森林帯にて、多くの全層雪崩や点発生湿雪雪崩が観察されています。

積雪


高い気温と降雨によって、積雪は十分に濡れ、その強度が低下しています。グライドクラックは拡大し、全層雪崩を発生させています。現在、麓では降雨ですが、主稜線でもプラスの気温となっており、すべての標高帯で雪は濡れた状態です。今後、徐々に気温が低下する予報が出ており、標高の高いところでは雪へと変わるかもしれません。雪面が凍結し始めても、積雪内部(特にグライドクラックの入った場所)などでは、すぐに強度は回復しませんので、注意が必要です。

天候


気象庁は新潟県上越地方に対し、北東の風、雨か雪、日中の最高気温5 ℃(標高13 m)を予報しています。妙高笹ヶ峰(標高1,310 m)にて気温-1 ℃(4時45分現在)です。

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