雪崩情報

妙高

2022/01/26 06:00

雪崩危険度と傾向

標高帯 信頼度 コメント
アルパイン Low 弱い降雪の影響に留意
森林限界 Fair
森林帯 Good 日中の昇温と降雨に留意

留意すべき雪崩

点発生乾雪雪崩 Dry Loose snow

留意すべき雪崩

全層雪崩 Glide slab

今後の昇温と降雨に留意

概要

雪崩

昨日(25日)は、真新しい雪崩は観察されていません。

積雪

森林限界以下では顕著な脆弱性は観察されていません。荒天の雪は沈降を進め、標高が低く、昇温と日射の影響を受ける斜面では、雪面は融解凍結クラストが形成しています。また、終始、日陰にある斜面などでは、放射による雪面の再結晶化が観察されています。現在は問題ありませんが、今後、まとまった降雪があった際、十分、注意すべき要素となりえます。

天候

気象庁は、新潟県上越地方に対し、南の風、後、西の風やや強く、くもり、夕方から雨か雪、最高気温8度(標高13 m)を予報しています。妙高笹ヶ峰(標高1310m)にて気温-5℃(5時現在)、過去48時間で新たな降雪はありません。

行動と地形の助言

一般的に安全な雪崩コンディションです。現在、アルパインについては、雲が掛かり、ごく弱い降雪がありますので、それが日中に生じさせる危険を考えてください。昨日よりも昇温が予報されています。既に開いているグライドクラックのある斜面には入らないようにしてください。また、降雨が始まりますと、全層雪崩の危険は上がりますので、それも考慮してください。積雪が安定傾向にあっても、地形をよく観察しつつ、賢いグループマネジメントをお願いします。

フィールドで新しい雪崩など、不安定性を示す重要な情報を観察しましたら、 「投稿フォーム」あるいは「メール」で情報をお寄せ下さい。 皆様からのご協力が雪崩情報の向上に寄与します。