雪崩情報

妙高

2021/03/14 06:00

雪崩危険度と傾向

標高帯 信頼度 コメント
アルパイン Low
森林限界 Low
森林帯 Fair

留意すべき雪崩

ストームスラブ Storm slab

留意すべき雪崩

全層雪崩 Glide slab

既にグライドクラックの入った場所および落ち残りの雪ブロックに注意

概要

雪崩

昨日(3月13日)は山に入る人が少なく、雪崩の発生報告は入っていません。

積雪

標高の低いところでは、継続した降雨と高温の影響で融雪が進み、全層雪崩のポテンシャルがあります。昨晩から冬型に移行していますが、冷え込みも弱く、降雪となっているのは標高の高いところのみです。

天候

気象庁は新潟県上越地方に対し、西の風、やや強く、雨か雪、昼過ぎから、くもり、最高気温10℃(標高13m)を予報しています。妙高笹ヶ峰(標高1310m)にて気温-2℃(5時現在)、過去12時間で6cmの降雪がありました。

行動と地形の助言

森林帯上部から標高が高い場所では、昨晩からの降雪で形成したストームスラブに注意してください。気温が高めのこともあり、新雪はすぐにしっかりしたスラブを形成しやすく、その下には以前の融解凍結した硬い滑り面があります。また、新雪が以前の荒れた雪面を隠していることも忘れずに。発生する雪崩が小さくとも、斜面の下方に「地形の罠」があれば、重大な結末となります。常に、地形要素を考えながら、賢いグループマネジメントで行動してください。

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