雪崩ハザード評価の登録

投稿者 稲垣 力

投稿日時:2018/02/25 17:52

エリア妙高・戸隠 山岳妙高高原 場所三田原山ー前山

観察日付:2018/02/25


標高900m〜2300m
同行者


観察データ

気象データ


気温 -8.0(1030hrs / 2100m) 〜 -5.0(1400hrs / 1600m)


天気

午前SCT 雲量4-5
午後SCT 雲量4-5


降水種類

午前Nil なし
午後Nil なし


降水強度

午前
午後


HST


HS Range


風速

午前L 1-7m/s
午後L 1-7m/s


風向

午前W
午後W


飛雪


気象コメント 朝は高曇り。徐々に雲が増えて標高1700m以下の東側や日本海側は冷たい雲に覆われる。それ以外は薄い雲がかかるのみで、日射の影響あり。 稜線はMで雪の移動あり。森林帯では静穏。 雲の中ではS-1。


雪崩データ


雪崩などの観察 標高1900-2000m、南東-北向き、風下の支えの無い極端な地形にて、自然発生サイズ1-1.5面発生×各1個、遠目からの観察で滑り面確認できず、いずれも破断面深さ20cm以内と思われる。


雪崩発生有無 Yes


シューティングクラック No

積雪データ


重要な層と弱層とテスト結果


積雪構造 森林限界付近では雪面に風紋が刻まれており雪の移動が見られた。風下においては吹き溜まった硬度Fの雪に覆われており、顕著な逆構造は見られない。フットペン20cm。森林帯においては、昨日午後からの降雪5-10cmの下に融解凍結クラスト(昨日0224までの日射と昇温によるもの)が埋没もしくは露出していた。


観察に関わるコメント


風下の支えの無い急斜面を避けるもしくは滞在時間を短くするなどして行動した。森林限界付近の吹き払い箇所ではシール歩行に苦労したものの、風下斜面では快適な滑走が楽しめました。

現地画像

一覧に戻る

Donation -寄付-

日本雪崩ネットワークは様々な情報を提供するために、日々活動しております。今後も持続し続けて行くためにも皆様のご協力が必要です。