雪崩情報

更新日時: 2021/02/27 05:30

妙高


アルパイン Fair


森林限界 Fair


森林帯 Fair


信頼度:○ good □ Fair △ Low

行動と地形の助言

森林限界付近から上部の斜面では、新たに形成したウインドスラブに注意してください。標高をやや上げた場所では多少の降雪があり、それが強い北西の風で移動しています。全体的な雪崩危険度は高くありませんが、昨日とは異なった状態の斜面がある、と考えてください。凸状や孤立した地形、あるいはクロスローディングする支尾根側面など、スラブが形成した後、不安定となりやすい場所を見極めるように。天気は快方の方向にあります。地形認識したグループマネジメントで良い一日を。

留意すべき雪崩

ウインドスラブ Wind slab


ベース画像

概要

雪崩


昨日(2月26日)は標高がとても低い場所で全層雪崩の観察報告がありました。

積雪


標高の低いところでは融解凍結した層、それ以外の場所では沈降した旧雪があります。旧雪は風の影響で叩かれて硬い、昇温と日射の影響で融解凍結している、あるい沈降したドライな雪と多様な状況です。こうした雪面状況の上に、昨日から今朝にかけて弱い降雪があり、標高の高いところでは、極めて強い北西の風が吹いてます。

天候


気象庁は新潟県上越地方に対し、北の風、やや強く、くもり、昼過ぎから晴れ、所により、朝まで雪、最高気温4℃(標高13m)を予報しています。妙高笹ヶ峰(標高1310m)にて気温-8℃(5時現在)、過去12時間で9cmの降雪がありました。

一覧に戻る

Donation -寄付-

日本雪崩ネットワークは様々な情報を提供するために、日々活動しております。今後も持続し続けて行くためにも皆様のご協力が必要です。