雪崩情報

更新日時: 2021/02/26 06:00

妙高


アルパイン Fair


森林限界 Fair


森林帯 Fair


信頼度:○ good □ Fair △ Low

行動と地形の助言

ハイアルパインの地形局所に残る古いウインドスラブを除いて、一般的に安全な雪崩コンディションです。標高を上げた風の影響のない北側の斜面には、まだドライな雪がありますので、極端な地形などに残る不安定な雪に注意すれば快適な滑走が楽しめるでしょう。標高を下げた沢筋などには、以前の昇温で崩れ落ちた硬いデブリなどが隠れていることがあります。コントロールされたスピードでの滑走はとても大切です。雪崩の危険度の低い日ですが、雪崩地形を認識したグループマネジメントを常に考えてください。そうした行動習慣が事故を小さくしていきます。良い一日を。

留意すべき雪崩

ウインドスラブ Wind slab


ベース画像

概要

雪崩


昨日(2月25日)は標高の低い森林帯で、全層雪崩と濡れた雪による点発生雪崩が観察されています。いずれも昨日の好天と昇温等の影響によるものです。

積雪


標高の低いところでは、昨日の好天と昇温の影響で積雪は融解凍結のサイクルに入っています。標高を上げた北側の斜面にはドライな雪が残っていますが、沈降を進めており、顕著な脆弱性は観察されていません。標高がとても高いところでは風の影響がとても強く、硬い斜面が多々露出したり、古いウインドスラブが地形局所に張り付いていたりします。

天候


気象庁は新潟県上越地方に対し、北の風、くもり、朝、一時、雪か雨、最高気温4℃(標高13m)を予報しています。妙高笹ヶ峰(標高1310m)にて気温-3℃(5時現在)、過去24時間で新たな降雪はありません。

一覧に戻る

Donation -寄付-

日本雪崩ネットワークは様々な情報を提供するために、日々活動しております。今後も持続し続けて行くためにも皆様のご協力が必要です。