雪崩情報

更新日時: 2021/01/04 04:43

かぐら谷川武尊


アルパイン Low


森林限界 Fair


森林帯 Fair


信頼度:○ good □ Fair △ Low

行動と地形の助言

高い標高帯では昨晩の強い風による雪の移動により、稜線、支尾根直下の急斜面にウインドスラブが新たに形成されている見込みです。また、高い標高帯の急斜面に残るストームスラブの結合に留意してください。発生した雪崩のサイズが小さくても被害を大きくしてしまう深い沢、がけ、岩、立木等の「地形の罠」に注意してください。また急斜面ではクラックが多数開いているため、今回の降雪で隠されたクラックへの転落にも注意が必要です。日中晴れ間がある予報です。南寄りの大きな急斜面では、日射の影響による湿雪点発生雪崩の可能性に留意してください。

留意すべき雪崩

ストームスラブ Storm slab


ベース画像

ウインドスラブ Wind slab


ベース画像

概要

雪崩


昨日(3日)、新しい雪崩の報告はない

積雪


12月30日に埋没したクラストの上に今回の荒天の降雪が100cm以上載っている。この降雪は徐々に沈降が進み強度を上げてきている。高い標高帯では昨晩、強い西寄りの風が吹いていたため風下にウインドスラブが形成されている見込み。積雪が多いエリアの急斜面ではグライドクラックが多数発生している。

天候


4時現在、アメダス藤原での過去24時間の降雪は無い。気温-7℃、気象庁は、大陸から高気圧が張り出すが、寒気や気圧の谷の影響を受けるため、山麓では曇りで昼過ぎから時々晴れとなるとの予報を出している。

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