雪崩情報

更新日時: 2020/01/15 06:00

白馬


アルパイン Fair


森林限界 Fair


森林帯 Fair


信頼度:○ good □ Fair △ Low

行動と地形の助言

昨日に続き特定の地形で雪崩コンディションが高い日です。表層の雪がスラブの傾向を持ちやすい場所、地形が積雪を支えない孤立した地形や凸状部などに注意してください。日中は気圧の谷の影響を受け、降雪が予報されています。今後の積雪の変化に留意してください。また、森林帯はまだ降雪量が足りませんので、積雪内に隠れている障害物に警戒を。

留意すべき雪崩

点発生乾雪雪崩 Dry Loose snow


ベース画像

ストームスラブ Storm slab


ベース画像

森林帯は限定的な場所のみ

概要

雪崩


昨日(14日)は、標高1,900 m、南東斜面にて人的誘発によるストームスラブ(サイズ1.5)の雪崩が発生(Twitter #nadare2020参照)。また、森林限界付近の急斜面では、人的誘発により乾雪点発生雪崩が複数、観察報告されています。さらに1,400 mの日射を受けた斜面では自然発生の湿雪点発生雪崩も起きています。

積雪


森林限界付近にて、昨日(14日)までの降雪は風の影響をあまり受けず30〜60 cmの柔らかいスラブを形成しています。昨日の雪崩は、この降雪内に残る不安定性あるいは1月8日の降雨による融解凍結層上から発生しています。日射影響を受けた低標高帯の斜面では積雪表面は日中湿り気を帯びたものとなりましたが、アルパインエリアの日射影響のない斜面ではドライに保たれています。

天候


気象庁は長野県北部に対し、南の風、後、北の風、くもり、昼過ぎから夕方、ところにより昼前から雷を伴う。最高気温7℃(標高400 m)を予報しています。白馬山麓(標高700 m)にて気温0℃(5時現在)です。標高1,300 m付近で過去24時間で新たな降雪はありません。

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