雪崩情報

更新日時: 2019/11/21 06:00

立山


アルパイン Fair


森林限界


森林帯


信頼度:○ good □ Fair △ Low

行動と地形の助言

稜線、支尾根直下の極端な急斜面に形成されている新たなウインドスラブに留意してください。発生した雪崩のサイズが小さくても被害を大きくしてしまう岩、深い沢、がけ等の「地形の罠」が露出しています。自分がいる場所や上部、下部の斜面がどんな地形なのか注意を払ってください。薄い積雪の下に隠されている岩や、滑落にも注意が必要です。日中晴れる予報です。南寄りの大きな急斜面からの湿雪点発生雪崩の可能性に留意してください。

留意すべき雪崩

ウインドスラブ Wind slab


ベース画像

概要

雪崩


昨日(20日)標高2400m付近の東向きの急斜面にて、雪庇落としによる小さな面発生雪崩の報告があった。

積雪


18日の降雨の影響は少なくとも標高2750m以上まであり、クラストを形成して尾根上などの風を受けやすい場所では露出している。強い西から北西寄りの風の影響を受けた、稜線や支尾根直下の風下斜面ではその上に新たな降雪が60cm程載っている。このクラストと新たな降雪の境界面に温度勾配は観察されず結合も悪くない。

天候


気象庁の発表では、はじめ寒気の影響を受けるが、次第に高気圧に覆われる見込み。このため、山麓では曇り時々晴れで、朝まで雨か雪の降る所がある予報を出している。

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