雪崩情報

更新日時: 2024/03/18 06:00

妙高


アルパイン Low 降雪量が不明


森林限界 Low 降雪量が不明


森林帯 Fair


信頼度:○ good □ Fair △ Low

行動と地形の助言

標高の高いところでは、昨晩からの降雪で形成したスラブに注意してください。降雪量が不明のため、不確実性は高くなっていますが、主稜線ではとても強い風が吹いていますので、雪の量が少なくとも、人を流す程度のスラブは形成している、と考えて行動することが必要です。また、昨日の高い気温と降雨の影響で、雪面が硬く凍結しているところがあります。滑落にも注意してください。標高の低いところの融雪は進んでいます。慎重なツアー計画と、現場での保守的なルート選択が必要です。

留意すべき雪崩

ストームスラブ Storm slab


ベース画像

標高の高いところでは、とても強い北西の風が吹いています。風下側でのスラブの形成に警戒してください。

全層雪崩 Glide slab


ベース画像

標高のとても低いところでは、昨日の降雨と高い気温でグライドクラックは拡大しています。グライドクラックの入った斜面に近づかないようにしてください。

持続型スラブ Persistent slab


ベース画像

2月21日の降雨で形成した氷板あるいは融解凍結クラストと、その上に形成したこしもざらめ雪による持続型スラブの危険は、不確実性が高いまま残っています。

概要

雪崩


昨日(17日)は、サイズ1の点発生湿雪雪崩や、サイズ1.5の全層雪崩が複数、観察されました。

積雪


昨日(17日)は、高い気温となり、午後からは弱い降雨もありました。これにより、積雪表層は十分に濡れ、スノーボールや濡れた雪の雪崩などが観察されています。その後、昨晩から冬型の気圧配置に変わり、寒気が流入しています。標高の低いところの積雪は、融解と凍結を繰り返す、春のサイクルです。標高の高いところでは、昨晩からの降雪に留意する必要があります。

天候


気象庁は新潟県上越地方に対し、北西の風、やや強く、雪、時々、曇り、日中の最高気温6 ℃(標高13 m)を予報しています。妙高笹ヶ峰(標高1,310 m)にて気温-6 ℃(4時45分現在)、過去12時間で3 cmの降雪がありました。

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