雪崩情報
妙高
2023/03/23 06:00
雪崩危険度と傾向

標高帯 | 信頼度 | コメント |
---|---|---|
アルパイン | Fair | |
森林限界 | Fair | |
森林帯 | Fair |
留意すべき雪崩
全層雪崩 Glide slab
























標高の低いところでは、夜間を通して高い気温が継続しています。
留意すべき雪崩
点発生湿雪雪崩 Wet Loose snow

























評価は朝の時点でのもの。
概要
雪崩
昨日(3月22日)は、標高が低い場所では、サイズ1の点発生湿雪雪崩が観察されています。
積雪
連日の高い気温と日射の影響で、積雪表層の深いところまで雪は十分に濡れ、強度を落としています。夜間の気温低下で凍結するのは、積雪の表面のみのため、日中に気温が上がり、強い日射を浴びると、すぐに点発生雪崩が出るコンディションとなります。このため、大きな斜面では点発生雪崩の規模が大きくなりえます。
天候
気象庁は、新潟県上越地方に対し、南の風、やや強く、後、西の風、曇り、昼過ぎから雨、最高気温23℃(標高13 m)を予報しています。妙高笹ヶ峰(標高1,310m)にて気温4°(5時45分現在)です。
行動と地形の助言
大きな急斜面では規模の大きな点発生雪崩が発生しうることを念頭に行動してください。連日の高い気温と強い日射により、積雪の強度は深いところまで落ちています。濡れた雪はとても重いため、小さい雪崩であっても簡単に人を押し流します。斜面の下方に「地形の罠」ないか、確認をしてください。崖やグライドクラック、深い沢などがあれば、危険度が高い場所になります。融雪が進んでおり、全層雪崩の危険は継続しています。森林限界においても、グライドクラックの入った斜面には十分な警戒をお願いします。天気はゆっくり悪化の方向です。良い一日を。