雪崩情報

更新日時: 2023/02/28 07:00

ニセコ・羊蹄・余市・尻別


アルパイン Good ここ数日の強風で、風下の斜面にスラブが形成


森林限界 Good 日中の高温が濡れた雪の雪崩の発生を促します


森林帯 Good 日中の高温で、積雪表面の結合力は失われることになります


信頼度:○ good □ Fair △ Low

行動と地形の助言

現在、バックカントリーには2種類の留意すべき雪崩があります。これにより戦略的なルート設定が必要です。日中は、スノーボールのように積雪表面の雪の強度の低下に注意し、日射を浴びる急斜面を避けるようにしてください。標高が高い場所では、ウインドスラブや地形局所に形成したスラブは、人間一人の刺激に反応する可能性があります。凸状地形んど、明快に誘発しやすい場所に注意し、滑走の際は避けてください。グライドクラックも拡大しつつありますし、樹木から落雪した硬い雪塊にも引き続き注意を。

留意すべき雪崩

ウインドスラブ Wind slab


ベース画像

標高の高いところでは、昨日(月曜)の強い西風が風下側に雪を移動させていることを考えてください。稜線付近に形成したスラブは人的な刺激に反応しえますので、スラブの形成を探し、その危険が高まっている場所を探してください。

点発生湿雪雪崩 Wet Loose snow


ベース画像

好天と凍結高度の上昇により、濡れた雪による雪崩の危険が高まります。日中のスノーボールの発生は、積雪強度の低下を示す兆候です。急な斜面を避けるようにしましょう。

概要

雪崩


2月27日、羊蹄山、標高1,200 m、南斜面にて、ウインドスラブの雪崩がありました。この雪崩は、破断面80 cmほどで、流下距離300 mほど流れています。また、27日は、点発生湿雪雪崩が多数、発生しています。また、区域の北部では、地形局所でのストームスラブの雪崩が報告されています。

積雪


晴れて気温が上がり、日射の影響の強い斜面では、この後、クラストが形成されることになります。標高の高いところでは、強い西風の影響で、風下側ではスラブが形成されやすい状態です。

天候


凍結高度は標高1,100 mまで上昇し、本日は午後から西寄りの風が強くなる予報がでています。今後、一週間は、気温が上がり、風は弱~中程度とのことです。

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