雪崩情報

妙高

2022/02/19 06:00

雪崩危険度と傾向

標高帯 信頼度 コメント
アルパイン Fair 日射の影響に留意
森林限界 Fair 日射と昇温の影響に留意
森林帯 日射と昇温の影響に注意

留意すべき雪崩

全層雪崩 Glide slab

グライドクラックの入った斜面には近づかないように。

留意すべき雪崩

ストームスラブ Storm slab

概要

雪崩

昨日(18日)はスキー場の雪崩管理にて、サイズ1の面発生雪崩が観察されています。

積雪

荒天の雪は沈降を進めており、不安定性は徐々に解消されてきています。また、積雪中層から下層にかけては問題となるような脆弱性は観察されていません。本日は大幅な昇温が予報されており、上空には既に暖かい南西の風が入ってきていますので、その影響を考慮する必要があります。

天候

気象庁は、新潟県上越地方に対し、南の風、日中、北の風、くもり、夜、雪か雨、最高気温8度(標高13 m)を予報しています。妙高関山(標高350 m)にて気温-3.7℃(5時現在)、過去12時間で新たな降雪はありません。

行動と地形の助言

標高を上げる方は、特定の地形に残る不安定性に注意してください。凸状、積雪を支えにくい孤立した形状などの地形を避け、シンプルな斜面を探してください。滑りたい斜面の下方に「地形の罠」がないかも大事な要素です。本日は大幅な昇温が予報されていますので、既にグライドクラックの入った斜面には近づかないようにしてください。ツアールートとして、その下方を通過しなければならないときは、適度な間隔を空けるなど、原則的な行動様式をお願いします。良い一日を。

フィールドで新しい雪崩など、不安定性を示す重要な情報を観察しましたら、 「投稿フォーム」あるいは「メール」で情報をお寄せ下さい。 皆様からのご協力が雪崩情報の向上に寄与します。