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概要と沿革

日本雪崩ネットワークの活動は「雪崩教育」「雪崩情報」「雪崩事故調査」「リソース」を4つの柱としています。

雪崩教育:気づきの機会である雪崩安全セミナー「アバランチナイト」、一般向きの雪上講習会「セイフティキャンプ」、現場プロ対象の専門講習会「トレーニングスクール」、そして現場プロの継続的発展として「アバランチミーティング」と多様な展開をしています。また、現場プロに対する教育ではカナダの専門団体Canadian Avalanche Associationと提携しており、公益社団法人日本山岳ガイド協会とは雪崩プログラムを提供することで協力関係にあります。

雪崩情報:山岳積雪の状態を伝え、行動者の意志決定をサポートする手段として雪崩情報を発表しています。欧米の公的機関が発表するものと同様の構成要素からなる雪崩情報は、情報共有を前提とした教育プログラムによる人材育成とそのネットワーク化によって実現しています。また、雪崩情報の発表に至っていない場所では、その地域で活動する会員によって「雪の掲示板」に積雪の状態が投稿され、情報共有が進められています。このように提供される情報の適切な理解と利用を促すため、安全セミナーや講習会などでその使い方が伝えられています。

雪崩事故調査:雪崩事故が発生した際には、できるだけ早く現場調査を行うようにしています。これまで50件を越える雪崩事故を調査しており、その約半数で破断面でのデータ採取を行い、雪崩発生の原因を特定しています。調査結果は、学会やワークショップなどの専門的な場での発表の他に雪崩教育の機会で山岳利用者に伝えられ、役立てられています。

リソース:雪崩の知識を深めるための書籍の出版や翻訳、あるいは安全啓発に役立つチラシの製作頒布などを行っています。

00/01 2000年4月 設立
11月『Free Riding in Avalanche Terrain』を翻訳出版
01/02 2001年6月 特定非営利活動法人として認証
『気象・積雪・雪崩の観察と記録のガイドライン』を出版
積雪プロファイルのデータベース「SPIN」を作成
CAAと提携し「トレーニングスクール」雪崩業務従事者Level 1を開始
02/03 「アバランチナイト」および「セイフティキャンプ」を開始
03/04 「SPIN」を電子国土に対応。GPSデータでマップ表示可能に。
04/05 『雪崩リスクマネジメント』(山と渓谷社刊)を翻訳
『フィールドブック』を制作
05/06 行動マネジメントの標語「Think SNOW」を開始
「アバランチミーティング」を開始
06/07 「雪の掲示板」を開始
07/08 『雪崩ハンドブック』(東京新聞出版局刊)を翻訳
「定点観測」を開始
08/09 『雪崩通信』を創刊
09/10 「トレーニングスクール」雪崩業務従事者Level 2 開始
10/11 『雪崩リスク軽減の手引き』(東京新聞出版局刊)を上梓
『CAA Journal』に提携10周年の記事が掲載される
11/12 白馬山域にて欧米と同基準の「雪崩情報」をスタート
12/13 日本山岳ガイド協会が「トレーニングスクール」Level 1を代替認証
13/14 立山山域にて「雪崩情報」をスタート
日本山岳ガイド協会の『雪の安全管理・雪崩対策技術教本』を執筆
プロフェッショナルメンバー&アクティブメンバー制を開始
みんなで行う安全活動「雪崩写真をツイートしよう」を開始
14/15 立山山域の雪崩事例を含む安全啓発チラシを作成し、頒布
全国スキー安全対策協議会に加盟
日本雪氷学会『雪氷』に報文「日本雪崩ネットワークにおける雪崩情報発表への実践的アプローチ」が掲載
雪崩災害防止功労者として国土交通省から団体表彰を賜る
15/16 谷川武尊山域にて「雪崩情報」を開始
新潟県・日本山岳ガイド協会と「バックカントリー安全セミナー」を共催
安全キャンペーン「ロープの向こう側」を開始
大学山岳部等を対象に「雪崩リスクを考える学生の会」を開始
16/17 「ミニ・アバランチナイト」を開始
谷川武尊山域の雪崩情報を、かぐらエリアまで拡大
白馬村観光局と「雪崩安全セミナー」を開催
17/18 妙高山域にて「雪崩情報」を開始
プロバイダー制による「セイフティキャンプ」を開始
『雪崩リスク軽減の手引き』(東京新聞出版局刊)を増補改訂
長野県が安全啓発として「ロープの向こう側」を採用し、ポスターを制作
日本雪崩捜索救助協議会へ参加