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【事故調査】190214小谷村黒川沢雪崩事故・速報

2019年2月14日に小谷村黒川沢(長野県)で発生した雪崩事故について現場状況の聞き取りを行いましたので速報としてお知らせします。
  
●事故データ●
日付: 2019年2月14日
時刻: 15時35分から16時の間(推定)
場所: 小谷村黒川沢(地形図

概略: 山スキーをしていたノルウェー人のグループ(6名)の内1名が雪崩に巻き込まれ、深さ2mに完全埋没した。グループの行動はマネジメントされていなかったため、雪崩の発生に仲間は気づいておらず、黒川沢下方に予定していた集合場所に被害者が現れないことから、16時30分頃、近隣に救助を求めた。近隣のスキーパトロールが捜索救助に出動し、仲間が被害者を最後に確認した場所に着くとデブリがあったため、雪崩ビーコンによる捜索を開始。約5分で被害者の埋没位置は特定され、20分後には掘り出しが完了した。日没が迫っていたことと、既に心肺停止であったため、被害者の搬出は、翌日、長野県警によって行われた。なお、事故グループは全員、雪崩対策装備を携帯していた。

備考: 救助要請は警察に対して行うのが基本であり、今回、近隣のスキーパトロールが出動したのは例外的な措置と考えることが必要。また、今回の事案は「山岳遭難」であり、スキー場は一切関係ない。
 
 
●雪崩データ●
種 類: 面発生乾雪表層雪崩
規 模: サイズ2
標 高: 1300m
方 位: 南
  
破断面: 幅 150m(目測)・厚み 30 – 60cm
弱 層: 不明
滑り面: 融解凍結クラスト(2月7日の降雨で形成)
  
190214_kurokawazawa_map
図1 事故区域の地形図
   赤丸=事故現場
  
190214_kurokawazawa_startzone
図2 現場全景
   赤点線=破断面、プローブ=埋没点

  
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