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雪崩情報【白馬(Hakuba)】 18/3/23

[ 特定非営利活動法人 日本雪崩ネットワーク(JAN) ]
2018年3月23日7時発表の白馬(Hakuba)の雪崩情報を お知らせします。

Danger Rating雪崩危険度と傾向

信頼度 (confidence):moderate 樹林帯は上部の昨日の降雪があった標高のみのレイティング。それ以下は「低い・Low」

Avalanche Problem留意すべき雪崩

ウインドスラブ Wind Slab

標高帯

斜面方位

NE E SE S

誘発の可能性

発生しうる規模

昨日の降雪が北西の風で移動し、スラブを形成。森林帯は昨日、降雪があった標高のみ。

ストームスラブ Storm Slab

標高帯

斜面方位

All

誘発の可能性

発生しうる規模

昨日の降雪がスラブを形成。森林帯は昨日降雪があった標高のみ。

Summary概要

雪崩 / Avalanche

昨日(22日)は、森林限界以下で、全方位にて、サイズ1-2のストームスラブの雪崩が、自然および人的発生で、多数、観察報告されました。また、森林限界付近の北側にて、ワッフ音も観察報告されています。

積雪 / Snowpack

雨と昇温で形成した融解凍結クラストあるいはざらめ雪の上に、新雪が載っており、昨日の時点で極めて不安定な状況でした。夜半から朝方にかけての短時間でのまとまった降雪が、早朝からの昇温によって、急激にスラブ化(板状の性質を持つ)していったことも、その理由です。森林限界付近の北側において、新雪と旧雪の境界面での再結晶化、およびワッフ音も観察報告されており、北側斜面では十分な警戒が必要です。

気象 / Weather

気象庁は北の風、くもり、夕方から晴れ、所により、夕方まで雪か雨、最高気温10℃(標高400m)を予報しています。白馬村内、標高700mにて気温1.1℃、標高1840mにて気温-6.1℃、いずれも6時現在です。

Travel Advisory行動への助言

特定の場所で雪崩コンディションが高い日です。昨日は多数のストームスラブの雪崩が発生しています。本日も、その不安定性は継続していることを前提に、森林帯上部より標高の高いところでは、特に、次の特徴を持つ斜面を警戒してください。北東を中心とした方位、昨日の雪が風で移動してスラブを形成。このような場所では、昨日よりも誘発感度は下がるものの、一旦、雪崩が発生した場合、規模の大きな雪崩が起こりうるコンディションにあります。この方位にある不安定性を弱層テストで判断することはおすすめしません。不安定性の形成は場所でばらついており、その判断は難しいからです。地形を上手に使うことこそが、最善のリスクマネジメントです。