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雪崩情報【谷川武尊エリア(Tanigawa/Hotaka Area)】 17/3/22

[ 特定非営利活動法人 日本雪崩ネットワーク(JAN) ]
2017年3月22日7時発表の谷川武尊エリア(Tanigawa/Hotaka Area)の雪崩情報を お知らせします。

Danger Rating雪崩危険度と傾向

信頼度 (confidence):fair

Avalanche Problem留意すべき雪崩

ストームスラブ Storm Slab

標高帯

斜面方位

All

誘発の可能性

発生しうる規模

昨日からの降雪がストームスラブを形成。

ウインドスラブ Wind Slab

標高帯

斜面方位

NE E SE S SW

誘発の可能性

発生しうる規模

北風が形成したウインドスラブ。

湿雪 Wet Snow

標高帯

斜面方位

SE S SW

誘発の可能性

発生しうる規模

全層雪崩の危険。

Summary概要

雪崩 / Avalanche

昨日(21日)は、サイズ1-1.5 の濡れた雪の雪崩が多数観察報告されました。

積雪 / Snowpack

昨日は、標高が低いところでは雨、標高が高いところでは雪となりました。標高1300 m付近では、昨日の時点で20 cm程度の降雪があり、そこに深夜から強まった冬型降雪が載っています。非常に強い北風が吹いており、密度の高いスラブが形成しています。標高が低い場所では、深夜から雪に変わりましたが、その量は多くありません。また、冷え込みは弱く、その薄い新雪の下の積雪は、前日と同様の濡れた状況にあり、全層雪崩の危険は継続しています。

気象 / Weather

気象庁は麓への天気予報として、北西の風がやや強く、晴れ、最高気温+13℃を予報しています。標高531 mにて気温+0.7℃(6時現在)、過去12時間での降雪は2cmでした。

Travel Advisory行動への助言

標高が高く、風の影響が強いところほど危険な雪崩コンディションです。昨日の時点で旧雪と新雪の結合状態は良くなく、それが本日も継続していると考えてください。慎重な斜面選択やルートファインディングが必要です。また、昨日からの新雪が、グライドクラックなどを隠している可能性を忘れないように。一方、標高が低い場所では、日中の高温が予報されており、前日と同様に、全層雪崩の危険が継続していると考えることが必要です。標高を下げたからといって安心せず、安全地帯を使う、適切な間隔を空けるといった原則的な行動様式を大事にしてください。