080201三田原山・雪崩事故現地調査レポート
山田正則・笹川竜二
2008年2月1日、妙高・三田原山にて発生した雪崩事故について、
2月2日現地調査を行ってきたので、報告いたします。

事故発生場所:新潟妙高・三田原山
発生点・標高2114m N36-52-54.7 E138-06-41.8
埋没場所・標高1897m N36-52-42.8 E138-06-47.2
斜面方向:南斜面(雪崩発生斜面)
雪崩規模:サイズ2.5(流下距離約300m、破断面の幅約20m)
雪崩種類:面発生乾雪雪崩
事故者の状況:完全埋没でビーコンにて救出、右大腿骨骨折・左肩打撲
積雪観察
破断面付近(標高2114m)、35度の斜面で積雪観察を実施。弱層となったのは、雪面下35cm-40cmにある降雪結晶が綺麗に残った層。結晶サイズは大きいもので2㎜ほど。1月29日に降ったものと思われる。弱層上は新雪、弱層下はこしまり雪。コンプレッションテスト結果は、CTM(11)SP@36cm。ここで発生したと思われる。滑り面を見ると、キラキラと全体が光っており、結晶がしっかり残っている事が良く分かる。
まとめ
今回発生した雪崩の原因と思われる降雪結晶は、「雪の掲示板」にアップされている、080130栂池BC・稗田山(コルチナ国際スキー場)・大毛無山(ARAI)と、広範囲で確認されている。大毛無山(ARAI)の場合は、今回の降雪結晶の上に風による吹き溜まりなどで、30日に自然発生雪崩として雪崩れていたが、三田原山では降雪少なく2月1日まで崩れず残っていたと思われる。
修正歴(080204)
発生点、埋没点のGPSデータがTokyo測地系となっていましたので、WGS84に修正致しました。
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